「君には関係ないじゃん」— 偽装請負をひた隠したSECOMグループの株式会社TMJ

偽装請負の発生

 TMJとセコム医療システムの間では、セコム医療システムがコールセンターをTMJに委託する、業務委託の契約が結ばれていました。しかし、前回もお伝えした通り、指揮命令系統はセコム医療システムが行っており、実際は偽装請負の状態でした。


↑西梅田にあるTMJ関西事業所

 Nさんは1月16日からセコム医療システムで勤務をしていましたが、セコム医療システムの社員が常に横に張り付き、休憩時間までセコム医療システムに管理され、何の裁量も与えられない状態で延々と電話を取らされていました。さらには、3月から入ったTMJの新人も、途中からセコム医療システムの社員によって指揮命令されていました。このままでは違法状態が常態化してしまうと思ったNさんは、TMJの上長であるH田マネージャーに相談をしましたが、なんとH田マネージャーは「そんなことクライアントに言えるわけがない」「やるしかない」と、違法状態を放置したのです。

H田氏の衝撃発言

 この件について、TMJは当初「業務委託として履行しており、問題ありません」と何の根拠もなく断言し、逆にNさんの言うことは虚偽であると主張してきました。おそらくTMJは、H田マネージャーの発言については言った言わないの水掛け論にしてしまえば大丈夫、Nさんが報告書やメールで偽装請負に触れている部分についても、守秘義務を盾にして見せなければ問題ないと考えているのでしょう。
 しかし、TMJにとっては残念なことですが、NさんはH田マネージャーが偽装請負を容認し、さらにはNさんを黙らせようとした決定的な会話を録音しているのです。
以下がその一部↓

Nさん
「違法行為もされていますし、業務委託の所でも」
H田マネージャー
「それはN君に関係ないじゃん、そこはうちとセコム医療の契約だからN君は関係ない」
Nさん
「いや、働いてる僕がって言われました」
H田マネージャー
「うん、コンプライアンスとかってN君には関係ないじゃん」
Nさん
「TMJとして…」
H田マネージャー
「そこはうちの会社の話だからそこは関係ないでしょ。労務の所は関係あるかも知れないけどそこは関係ないでしょ」
Nさん
「違法行為をしててもって事ですか?」
H田マネージャー
「違法行為とかわかんないけども、うちの会社とセコム医療の委託契約をしている訳だから業務のね。N君には関係ない話、労務の所は関係あるかもしれないけどそこは関係ないでしょ」

 なんとも呆れて言葉が出ません。よほどH田氏には耳の痛い話だったのでしょうが、会社の違法行為を報告してきた部下に対して「君には関係ない」と黙らせようとするなど言語道断です。TMJの辞書には「法令順守」という言葉も、「コンプライアンス」という言葉も存在しないのでしょうか?

 他にもNさんの部下で派遣社員だったSさんに対しても、H田マネージャーは同様に偽装請負を続行するように指示をしています。当組合はNさんが休職に入った後も偽装請負が続いていることも確認しています。一体TMJの言う「問題ありません」とはどういう意味なのでしょうか?現状においては、「違法行為だったけど、バレなければ問題ない」という意味にしか受け取れません。

 このようにTMJが団体交渉や書面での回答で責任逃れのウソを繰り返すことによって、Nさんはさらに心身共に追い込まれており、未だに症状は全く良くなりません。SECOMグループは「あらゆる不安のない社会」とやらを目指しているそうですが、それならばまず、自分たちが鬱病にまで追い込んだ一社員に対して、誠実な対応をすることから始めてはいかがでしょうか。

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