松田精機で今度は不当解雇事件

先日パワハラと不当な配置転換の問題があったばかり松田精機で、今度は不当解雇事件が起こりました。
被害にあった社員が北合同に加入。これから交渉を行っていきます。

以前の松田精機との交渉①
以前の松田精機との交渉②

経緯

管理職候補として去年の9月に松田精機に入社したKさんに対し、松田精機は3月4日Kさんを呼び出し、突然解雇通知書を手渡しました。
解雇理由は管理職に不適格だと判断したためとのこと。
その解雇通知書にはそう判断した理由として、Kさんがしたとされる問題行動やミスがあれこれ並べられているものの、これまでの面談や査定評価では一度も問題とされなかったことが理由にされていたり、因果関係の曖昧なことがKさんのせいにされているなど、問題だらけ。さらにはKさんが「これは経験がないのでできるかどうかわかりません」と会社側に事前に伝えていた仕事のミスまで解雇理由に並べられている始末…。

この国の法律では、解雇には「客観的かつ合理的な理由があり、社会通念上相当だと認められる」ことが必要だとされています。
松田精機の言い分にはこの客観性も合理性もありません。

納得のいかないKさんはその場で解雇の根拠となっている就業規則を見せるよう求めたものの、会社側は「それは見せられない」と拒否しました。これは明確な労働基準法違反です。
さらにKさんは解雇理由の詳細な説明を求めましたが、これまた拒否。

「あなたは就業規則の○条○号に違反しているので解雇します。でも就業規則は見せません!説明もしません!」ってどういうこと?

ダメだこりゃ、ということで当組合に相談に来たKさん。即日加入して松田精機に団体交渉を申し入れました。
1回目の団体交渉は13日(金)に決定。

松田精機の誠実な対応と誠意ある回答を求めます。
もう期待はしてませんが…。