なんでやねん?! 受傷事故被害者のスタッフが自宅待機に!(NPO法人ハニー・ビー)

豊中市本町に本部を置くNPO法人「ハニー・ビー」(理事長=八木みどり氏)。療育支援、児童発達支援・放課後等デイサービス、居宅介護・移動支援、相談支援、就労継続支援B型など、障害児・者の福祉サービス事業を幅広く手掛けています。この法人が運営する事業所で、労働者の生活と権利が脅かされる深刻な問題が発生しています。

Kさんは2022年9月にハニービーに入職し、就労支援B型事業所(豊中市本町)で勤務しています。雇用契約書兼労働条件通知書によると、業務は「就労支援事業(継続B型)及びその他付随する業務など(送迎・配達などの運転を含む)」とされていますが、勤務時間の大半は事務に従事しています。
昨年10月28日の就業中、Kさんは一人の利用者から暴力を受け、負傷しました(1月初旬現在まだ通院中)。その利用者の障害特性からは、この受傷事故はやむを得ない面があったとも思いますが、一方で、スタッフが安全に安心して就労するためには、事業所としては重大・深刻な問題だと受け止めねばならない事故でもあります。この受傷事故について、当該事業所スタッフによる「傷害事故再発防止検討会議」が4回開かれ、第3回・第4回にはKさんも参加し、事故当時の状況を説明し、感想や意見を述べました。最終4回目(11月27日)ではひとまずの結論も取りまとめられ、議事録では、「①Kさんの許容範囲、能力の把握不足 ②支援方法の情報共有不足」が問題点であると指摘した上で、今後の対応について、「Kさんの支援方針や支援方法の検討が不足していたのが要因ではないか」「個別支援計画立案に向けて担当者会議、ケース会議などを必要に応じて開催し、適切な支援を行っていく必要があったのではないか」「Kさんのジョブ利用におけるニーズとジョブでの支援方針や対応が一致していたのかも踏まえて、改めて相談支援事業所にて担当者会議を開いていただき、ジョブ利用が適切か判断してもらうことを提案する」とまとめられています。支援の現場であるハニー・ビージョブのみならず、支援計画を立案する相談支援センター(同じハニー・ビーが経営しており、支援計画は八木理事長が作成)としても、また現場と相談支援センターとの間の連携についても、考えるべきことがあるのではないか、との指摘です。事故の原因や今後の対応についての現場スタッフ自身による率直な感想であり、ひとまずの結論としては十分なものだと思われます。
ところがその後、12月5日に八木理事長・F事務局長がKさんと面談した際には、法人監事でもある社労士のI氏も同席。被害者であるKさんに非があるかのように叱責され、まるで3人がかりで吊るし上げられるかのようでした。同日夜、被害者であるはずの妻が厳しく叱責されたことに強い疑問を感じたKさんの夫が、事業所に電話し施設長のN氏と話しました。釈然としない思いを抱いていましたので、夫の口調はやや詰問調となっていたかもしれませんが、決して大声を出したりすることもなく、概ね穏やかに、事情を尋ねるという様子でした。ところが、ハニービー側は、12/17付でF事務局長名での文書を出し、「いきなり大声かつ高圧的に一方的に中N氏を責めた」「一方的な電話は10分以上続いた」などと事実を著しく歪曲した上、「当法人と何の関係もないご主人がN氏を責める権利はない」「職場の上司を脅かして義務のないことを強要した、と言われても仕方のない事件」「N氏や職員、法人に対する責任をどのように考えているのか」などと、全くいわれのない非難をしました。法人・施設側の利用者対応の不備のせいで、利用者によりスタッフが受傷するという事故を起こしておきながら、一方的に被害者のKさんに責任を押し付け、これに強い疑問を感じた夫が電話で法人・施設側の対応を問いただすと、自らの責任を棚に上げ、「恐怖を感じた」などと問題をすり替えてKさんの「責任」を追及したのです。さらに、八木理事長・F事務局長・社労士I氏の3名による「吊るし上げ事件」と夫の電話から3日後の12/8には、出勤したKさんに突然「休業命令書」(12/8~31)を手渡し、理由についてまともな説明もないまま「今日はもう帰って。明日からも来なくていい」と告げたのです。いったいなぜ、受傷事故の被害者であるスタッフが自宅待機させられねばならないのでしょうか?! 一方で、しばらく利用が停止されていた“加害者”の通所は再開されました。異常な事態と言わざるを得ません。その後、休業命令は本年1月末まで延長され、今もKさんは勤務できない状態です。
こうした一連のハニー・ビーのやり方について、私たち北大阪ユニオンは、極めて悪質であると受け止めています。

1/5付で「労働組合加入通知書」「要求書」「団体交渉申入書」をハニー・ビーに送付しました。
主な要求は、法人としての謝罪と、スタッフが安全に安心して働ける職場体制の構築・職場環境の整備です。

ハニー・ビーの八木理事長は「やり手」として知られ、市が主催する各種の催しでパネリスト等で発言したり、行政の発行する冊子等にたびたび登場しているほか、行政や各種団体との共同事業等も多数取り組んできました。豊中の障害児・者支援の世界では知らない人はいないのでは、と思われます。その八木理事長の法人で、スタッフの人権侵害が強く疑われる事案が発生しているのです。

私たち労働組合の至極当然の要求に対し、八木理事長らがどのように反応・対応するのか? 交渉の経過については、随時ご報告します。ぜひご注目ください!

(追記)
今のところ法人側は、組合から送付した八木理事長宛の角印・丸印つきの正式文書に対し、ハンコなしの単なるワープロ打ちの事務局長名の文書で、紙切れ一枚の回答をよこしただけです。真正なモノかどうかすら定かでないその「回答」では、組合が指定した交渉日時を大幅に先送りにした上、「今後のやり取りは郵送による文書のみ。電話もファックスも来訪もするな」と言うのです! はっきり言ってナメてます。

不誠実な対応が続くようであれば、厳しい態度で臨まざるを得ません。決して私たちは争いを望んでいるわけではありませんが、「売られたケンカは必ず買う」ことは、この際、はっきり申し上げておきます。

2 件のコメント

  • あまりも酷い過ぎる。基本的人権は、遵守しているのか?疑問に思います。対応していないのでは、紙切れ1枚だけ。不自然です。

  • 「労働組合」というものにどう対応したらよいのか分からないのかもしれませんね。私たちはケンカをふっかけているわけではなく、話し合いを求めているだけです。誠意をもって話し合いに応じるなら、揉めることなどありませんが、まじめに話し合う気がない相手に対しては、話し合い以外の方法での解決しかありません。つまりは「紛争」になってしまいます。好き好んで争うつもりは毛頭ありませんが、避けられない争いには「応戦」するしかありませんので。誠意ある対応を願うばかりです。

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