松田精機の懲りない面々―Kさんの出勤を妨害

前回の団体交渉でKさんへの解雇に根拠がないことが明らかになった松田精機。
労働契約法16条で「客観的に合理的な理由のない解雇は無効」と定められているので、この解雇には効力がありません。
つまり、Kさんはいまだに松田精機に雇用されている社員ということです。
にも関わらず、松田精機は16日17日と出勤しようとしたKさんに立ちはだかり、会社内に立ち入ることを妨害しました。


↑通せんぼする重田監査役と川島取締役

「ちゃんと説明はした」?

通せんぼする重田監査役から「ちゃんと説明はした」という驚きの発言がありました。
「じゃあ13日の団体交渉の音声を公開しましょうか?」と提案すると答えられず。
「裁判起こしたらいい」とも言っていましたが、こんなもの裁判するまでもなく無効なのです。
最低賃金以下の時給で人を働かせることができないのと同様に、根拠のないでっち上げで人を解雇することもできません。
それはそもそも法律で決まっていることだからです。
裁判で争う余地などありません。
必要なのはあなた方が法令違反を認めることだけです。

「根拠なんてない」

入り口を通ろうとするKさんに「退去してください」と迫る松田精機。
「何を根拠に言ってるんですか?」と訊ねると、こちらをスマホで撮影していた工場長は「根拠なんてない」と言い放ちました。
「俺たちのやることに根拠なんていらない」ということなのでしょう。
松田精機の社内ではそれで通用したのかもしれませんが、一般社会ではそれは通用しません。
解雇というのは、ただ会社側が言い渡すだけでできることではないのです。
人を解雇するためには、法律の定める必要な手続きを踏み、法律の定める条件をクリアしなければいけません。
解雇にはまさに「根拠」が必要なのです。
その根拠を提示できなかった以上、今の松田精機の対応は、ただただ「クビにしたい!」と駄々をこねているに過ぎません。

従業員のみなさんへ

拡声器でガーガーがなり立てて、不快だ迷惑だと思う従業員の方もいるかと思います。
しかし、事の始まりはすべて、松田精機が社長名で出してきた解雇通知書にあるのです。
私たちはまず交渉を要求し、松田精機もそれを応諾しました。
そして行われた13日の団体交渉において、この解雇通知書が、控えめに言っても不備だらけであることが明らかになったのです。
この時点ですでに解雇は無効。
本当に解雇に足る理由があるのであれば、今回の解雇通知はとりあえず撤回して、あらためて客観的な事実を添えて出し直すのが筋です。
ところが松田精機側は、説明すらできない解雇通知書を撤回もせずに、「解雇は有効」だと言い張るのです!
道理も法令順守の精神もない人たちを相手に、交渉など成り立つでしょうか?
詰んでるのに投了しない人たち、バレてるのにしらばっくれる人たちとする話し合いにどんな意味があるでしょうか?
私たちは交渉での解決を願いましたが、それを蹴ったのは松田精機の側です。
解雇は人生に関わる問題です。
Kさんは突然収入を絶たれました。
交渉で解決しないのであれば、交渉以外の方法で解決を図るしかありません。
私たちが会社前で宣伝行動を行うのには、このような事情があるということをどうか知っておいてほしいと思います。
そして、松田精機経営陣が解雇無効という現実を受け入れ、Kさんを職場に戻すのであれば、私たちは速やかに宣伝行動を中止します。
Kさんが管理職に相応しいかどうかは、それからじっくりと労使双方で話し合いを重ねればいいのです。
松田精機の従業員のみなさんには、どうかこの点を理解していただきたいと思います。
そして、もし可能であればご協力を。