コミュニティ・ユニオン全国交流集会in姫路に参加しました

第31回コミュニティ・ユニオン全国交流集会

↓集会で報告を行うユニオンみえSharp Pinoy Unity(シャープで働くフィリピン人労働者のグループ)の仲間たち

去る10月5日と6日の二日間、コミュニティ・ユニオン全国交流集会が行われました。これは北合同も所属する、全国の小さな労働組合のネットワーク組織である、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークの、年に一度のお祭りのようなものです。

31回目にあたる今年は兵庫県の姫路での開催。
なんと今回は全国から500人を超える参加者があり、さらにはお隣韓国から「韓国非正規労働団体ネットワーク」のメンバーたちが駆けつけてくれました。

一日目

初日はまず全国ネットワークの総会が行われ、この1年間の活動の報告と、この先1年間の活動方針が提案され、採択されました。
その後は特別闘争報告ということで、ひょうごユニオンから住友ゴムとのアスベスト訴訟について、韓国非正規労働団体ネットワークから非正規労働拡大に対する闘いについて、そしてユニオンみえのSharpPinoyUnityから外国人労働者の現状について報告がされました。
毎年のことですが、各地の闘争報告を聞いていると、いかに働く者がないがしろにされているかを思い知らされます。またそれと同時に、離れていても闘う仲間も存在に勇気づけられ、がんばろうという気持ちになります。

そして、夕方からは大宴会!
最近コミュニティ・ユニオン全国ネットワークに加盟された東京のプレカリアート・ユニオンさんからネット宣伝の方法や注意点を教えてもらったり(プレカリさん、ありがとう!)、現在北合同で争議中のテクノプロという派遣会社と過去に団体交渉をしたことがあるという他労組さんから、傾向と対策を教えてもらったりしました。
↓宴会の様子

宴会が終わっても、まだまだ話し足りない!もっと飲みたい!とうことで姫路の街へ。
気が付けば30人くらいの大所帯になっており、入れる店を見つけるのに一苦労しましたが、なんとかチェーンの居酒屋に入店。
せっかく全国から集まっているのだから関西のいつメンだけではしょうもないということで、東京の下町ユニオンのみなさんと一緒に夜が更けるまで交流しました。

↓姫路駅前はけっこうオシャレ

↓姫路駅の真正面に姫路城

二日目

そして二日目は朝から12の分科会に分かれての学習&ディスカッション。
こちらは第4分科会「ロサンゼルスの労働運動と参加型ワークショップ」の様子↓

アメリカで最も労働運動が盛んな街といわれるようになったロサンゼルスの様々な取り組みが紹介されたあと、身体の痛みや不調から職場の改善点を洗い出す「ボディ・マッピング」という手法を習い、さっそく試してみました。

↓ボディ・マッピングのお手本

↓さっそくやってみた

パッと見ると子供のお遊びのようですが、やってみると「これはよくできてるなあ」と感心させられました。
自分たちの身体というところから考えることで、これまで見えなかった職場の問題点が浮かび上がるのです。
また、身体の痛みや不調というのは誰もに共通する悩み事なので、会社側への要求として広い支持を受けやすく、結果として改善された場合も身体の調子(痛みがなくなったなど)として成果を肌で感じられるので、職場に組合の有効性をアピールする良い機会になるとのこと。

おもしろくも勉強になる分科会が終わったところで、閉会集会へ。
来年は横須賀で会おう!と熱気に包まれたまま閉会となりました。

今回も楽しく、勇気づけられ、勉強になった全国交流集会でした。
また1年ガンバロー!オー!