昨日1月26日、豊中市に本部を置くNPO法人「ハニー・ビー」と初めての団体交渉を行いました。この法人が運営する就労継続支援B型事業所のスタッフが、利用者から暴行を受け、負傷した事件につき、法人に対し謝罪を求めている、という問題です。
(事案の概要はこちら)


(ハニー・ビーのホームページには美しい「運営理念」と「運営方針」が掲げられているが、その実態は・・・)
交渉には、法人側からは、F事務局長のほか天満法律事務所の福﨑弁護士・今野弁護士の3名が参加。法人の最高責任者である八木みどり理事長は不参加でした。
当方の主な要求は、
1.受傷事故(傷害事件ではありますが、今のところ当組合は利用者に配慮して「受傷事故」という言葉を使っています)についての謝罪
2.休業命令を受け自宅待機中のK組合員の速やかな職場復帰と、安全に安心して働ける職場環境の整備
・・・・などです。
交渉で法人側は、なんと、「謝罪はしない。なぜなら、受傷事故の原因はKさんが施設長の指示に従わず、当該利用者に対し不適切な支援をしたため」だと言うのです!
まず「施設長の指示」などと呼べるものは一切なく、事実に反しています。この利用者さんの障害特性についての簡単な情報・一般的な説明はありましたが、支援についての具体的な指示(たとえば、「コミュニケーションが難しい人なので、対応はベテランスタッフだけとする」とか、「こういう態度は絶対に取らないで」といった、振る舞いや態度、言葉遣い等々についての具体的な指示)は一切ありませんでした。恐らく、Kさんが主に事務に従事していたためではないかと思われますが、具体的・詳細な指示は一切ありませんでした。
次に、仮にそのような指示があり、Kさんがそれに従わなかったとしても(繰り返しますが、そのような指示はありませんでした。あくまで「仮にそうであったとしても」という話です)、だからといって法人に何の責任もなく、謝罪の必要はないというのでしょうか? 不幸中の幸いと言うべきか、Kさんは後遺障害が残るような大けがではありませんでしたが、額に受傷しており、殴られた箇所が少しずれて目に当たっていたら失明の恐れがありました(Kさんは眼鏡をかけているので、レンズが割れればその恐れは大いにあり得ることです)。あるいは、こめかみに当たっていたら(ステンレス水筒でしたので)脳に深刻なダメージを受けた恐れもあります。仮にそのような深刻な事態となった時、法人側は「注意するように言っていたのにKさんが従わなかったのだから、法人に非はない」などと言い逃れをするつもりなのでしょうか? 信じがたい無責任ぶりです。
この利用者さんは、過去一年ほどの間に複数回の他害事故を起こしています。本来、支援についての具体的な指示を、施設全体で周知・徹底すべきでしたし、就B事業所の利用自体を含め、支援計画を見直す必要があったのかもしれません。現に、事故後のスタッフミーティングでは、「情報共有が不足していた」「就B利用が適切かどうか再検討が必要」という趣旨で意見集約しているのです。ところが、その後、(恐らくは八木理事長の意向だと考えています)、この現場スタッフの意見を全く無視し、法人は責任を全てKさんになすりつけ、「謝罪の必要などない」と開き直っているのです。あきれ果てた態度です。
ハニービーのホームページでは、
ひとり、ひとりに寄り添い、障害があっても「社会参加が当たり前」である社会づくりに貢献します
という運営理念が謳われていますが、現場の実態は、この美辞麗句とあまりにかけ離れています。
Kさんを自宅待機させる一方で、当該利用者の利用は再開していますが、利用者さんにとっても、たびたび他害を繰り返すようであれば、社会参加など到底無理でしょう。重大・深刻な事故であることを、利用者にも家族の方にも理解していただき、少しずつでも自分自身をコントロールできるスキルを身に着けていかないと、自宅あるいは施設に閉じこもって生活することしかできなくなってしまいます。つまり、今回の受傷事故(とその後の対応)は、被害者であるKさんにとってだけでなく、利用者さんにとっても不適切な対応だと言わざるを得ません。
ハニー・ビーのような、無責任で、スタッフの安全・安心を軽視し、利用者の社会参加のためにも全くならない「自称・福祉事業者」が、果たして存続すべきなのかどうかということ自体、大いに疑問です。態度や考え方を改めようとしないのであれば、社会から退場してもらうしかないのではないかと考えています。
私たち北大阪ユニオンは、引き続き、法が許す限りのあらゆる方法で、ハニービーの責任を厳しく追及していきます。
八木みどり理事長! 法人の問題は事実上全て八木さんが決定してるんでしょ? 現場でのひとまずの結論(情報共有不足、支援計画の見直しの検討)をひっくり返したのも八木理事長ですよね? 弁護士や事務局長まかせにせず、交渉に出てきて自分自身で説明してください!

