きたユニ2022年1月号

2022年 、「助け合い・支え合い・励まし合い」の力で、それぞれの前進を!

新年おめでとうございます。コロナ禍もまもなく丸2年。昨秋の第五波が一段落して以降、経済活動も徐々に再開し、不十分とはいえ国や自治体による生活支援や事業助成の制度もあり、2020年春の緊急事態宣言の頃ほどには、生活を直撃する経済的困窮が激増しているようには見受けられません。北大阪ユニオンに寄せられる相談でも、直接的にコロナ禍が関連するものは、さほど多くないのが実態です。とはいえ、年始早々から新規感染者が急増、すでに第六波に入ったとも見られ、収束にはまだかなりの時間を要するでしょう。雇用や賃金への影響は、なお長期に及ぶことが予想されます。
働く者にとって厳しい状況が続く中で
2022年は、労働法制をめぐる問題としては、数年来論議されてきた金銭解雇制度の導入が、いよいよ国会上程が近づきつつあるのでは、と危惧されます。そんな中で就任した、日本最大のナショナルセンター・連合の新会長・芳野友子氏は、ネトウヨ並みの強烈な反共意識むき出しのトンデモ発言を繰り返し、新春交歓会では岸田首相があいさつに立った一方、立憲民主や国民民主の代表は登壇なし。いったい連合は、どちらを向いて何をしようというのでしょうか? 中小零細企業で働く未組織労働者を含む労働者の生活と権利を守ることではなく、事実上「大企業と公務員」の組合に過ぎない連合の当面の利益を守ることしか眼中にないようです。政府や大企業にすり寄ることで、仮に当面の利益は確保できたとしても、中長期的には、労働者全体の環境を厳しくし、結局のところ、連合加盟組合の労働者が大きなツケを払わされることになるのに、愚かなことです。
昨秋の衆院総選挙では、政治を私物化し、ウソと隠ぺいと改ざんを繰り返し、政治の底割れ状況を招き、一時は選挙では壊滅的大敗も予想された自民党が、総裁選を経て表看板を付け替えただけで「微減」で踏みとどまり、自民の「劣化コピー」であり、自民以上のゴリゴリの弱肉強食の市場原理主義を奉じる維新の会が躍進するという、残念な結果となりました。今年は夏に参院選が予定されていますが、労働者の生活と権利を守る立場の政党・政治家にとって楽観できる材料はありません。“ハト派”だと言われていた岸田首相ですが、「敵基地攻撃能力」の保有について具体的に検討すると明言し、憲法「改正」にも積極姿勢を示すなど、きな臭さが漂っています。
大きなスケールで物事を考えつつ
新年早々、景気の悪い話で申し訳ありませんが、しばらくの間、北大阪ユニオンにとって、また組合員の皆さんにとって、政治・経済・社会の状況が良い方向へ進むという見通しは、残念ながら、全く立ちそうにありません。
もっとも、私たち北大阪ユニオンのやるべきことは、どのような情勢の下でも基本的には同じです。組合員みんなの助け合い・支え合いによって、会社の横暴とたたかい、経営者の理不尽をはねかえし、労働者の生活と権利を守り、気持ちよく働ける職場環境をつくる。賃金など狭義の労働条件はもちろんのこと、それだけではなく、会社の運営・経営・方針についても、会社の指示・命令にただ従うのではなく、会社としての意思決定に労働者も参画させろ!と、職場における民主主義の確立を目指す。そういう職場・会社を増やしていくことで、労働者が主役の社会をつくる。そういう大きなスケールで物事を見、考えつつ、まずは、目の前の一人ひとりの組合員・相談者の話に丁寧に耳を傾け、じっくり話し合う。・・・これが基本です。
今年も、組合員の皆さん一人ひとりにとって、それぞれが置かれた状況の中で、自分なりの前進を勝ち取ることができるよう、組合に集い、助け合い、支え合い、励まし合って、頑張りましょう!(執行委員長 木村 真)

【活動報告】

組合潰しの大弾圧を許さない!元旦行動
連帯ユニオン関西生コン支部への国家権力による異様なまでの大弾圧については、『北ユニ』でも何度も取り上げてきました。新年1月1日、大阪市中央区の大阪府警本部前にて、3度目で半ば「恒例」となりつつある元日行動が行われました。
80名以上が逮捕され60名以上が起訴されるという、空前の規模での大弾圧。裁判でも警察・検察の言うがままの不当判決が続いていましたが、昨年末には大阪高裁で組合員の逆転無罪判決を勝ち取り、今年こそ反転攻勢の一年に、との決意みなぎる行動となりました。参加した労働組合・市民団体のメンバー400名が、「警察は労働運動に介入するな!」「大阪府警本部長は無罪となった労働者に謝罪しろ!」とシュプレヒコールを上げました。(木)

クリスマスに忘年会―豊能支部
豊能支部では、クリスマスに忘年会を行いました!事務所近所の業務スーパーで仕入れた様々な茶色い食べ物と、最近流行りの持ち帰り専門の餃子を買い込み、いざ開幕! 現在進行中の争議が多いこともあり、10名以上が参加。事務所が賑やかになりました。
飲み会である必要はないけれど、こういった交流の場はやっぱり必要ですね。餃子もおいしかったです。デルタ株の次はオミクロン株ということで、第6波に差し掛かってきましたね。次いつこういった集まりができるか分かりませんが、労働問題はコロナに関係なくやってきます。助け合いの精神を忘れず、今年も一丸となって生活と尊厳を守っていきましょう!(鈴)

女性組合員懇談会を企画中!
世の中の半数は女性なのに、北大阪ユニオンに集まる人は圧倒的に男性が多い。組合員数は女性が約3分の1ですが、支部会議等に集まってくるのは男がほとんどで、執行委員は全員男! あまりにいびつだ! なんとかせなアカン!…ということで、まず手始めに、女性組合員の懇談会を企画中。お茶を飲みお菓子をつまみながら、職場について、ユニオンについて、あまり堅苦しい話ではなく「雑談+α」ぐらいの話ができれば、と思っています。近日中に具体的なことをご案内しますので、ぜひご参加ください!(木)

【闘いの現場から】

《セレブリックス》マネージャーの好き嫌いで不利益変更
小売店で化粧品会社P&Gの商品管理(小売店をルート巡回)を行っている会社。P&Gが予算を削減し、11月から希望退職を含む大幅な勤務条件の変更があった。店舗には自宅から自家用車で直行し、ルートを回って直帰という形態だが、N組合員は自宅近くの高槻エリアから、遠距離の東大阪エリアに変更となった。ルートの割り当てはエリアマネージャーが独断で行っており、マネージャーの好き嫌いでエリアが決められている疑いがあった。
会社との面談で、私的感情によるエリアの割り当ては行っていないと説明があったが、そもそもエリア変更についてN組合員ほか、巡回社員には事前の説明も意見聴取も行っておらず、労働契約法にある同意のない不利益変更に該当する可能性があること。また、会社は社員に無断で始業時間と終業時間を引き延ばしており、これも不利益変更に該当する点を会社に指摘した。さらに会社は、店舗間の移動時間は労働時間に含まれないと驚きの説明をしていたため、事前に労基署に確認して違法にあたるとの言質をとり、会社に法令違反の撤回を迫った。
博報堂傘下の企業だが、法令順守はかなりザルだ。現在、N組合員は傷病手当を受けて休職中だが、復職を目指して追加の要求を会社に提示する。(高)

《アートスクール大阪》物言う社員は切り捨てる不誠実会社
6カ月の有期契約で大阪市内のアートスクール大阪に就労したMさん。面接時に正社員への登用もあると聞いていたので、契約終了の1カ月以上前からどうなるのか問合わせていたが、一向に返事がない。月末になってようやく会社責任者のY部長と話ができたが、結局まともな説明もなく「契約は終了」とのみ。その後会社はようやく「契約更新をしない理由書」を出したが、コロナ禍のため会社の経営状況が良くないため、Mさんの勤務態度に問題があったから、とだけ書かれていた。
組合は会社と2回に及び団交を行ったが、Y部長はMさんに「嘘つき」などと非難する発言を繰り返し議案が進まない。Mさんは「嘘つき」発言など全くなかったことを録音で証明したが、Y部長は認めようとしなかった。組合は団交を中断し、不誠実団交による不当労働行為として労働委員会へ申立てを行った。
会社が契約更新をしない理由として上げたMさんの勤務については、その大部分がY部長の事実誤認によるものだったことが団交の中で判明した。会社が責任をもって収拾すべきことを安易に事務職に押し付けていただけのことで、Mさんの責ではない。会社の経営状況はむしろ改善されているし、Mさんの後の事務職も募集している。何故契約終了なのか、結局何の説明もないままであり、会社は不誠実極まりない。
また、この会社は事務職員を雇用する際に、短期間の有期労働契約を結ぶことによって、会社に逆らわず会社の指示に忠実な労働者のみを選別する手法を採用しているようだ。Mさんはアルバイトで応募したが、面接の際、「正社員で雇用したいが、会社は補助金がほしいため、半年間は契約社員で勤務してほしい。半年後に正社員になり給料を数%上げるから」と言われ、勤務開始後にも同様のことを言われている。契約終了後の正社員登用をちらつかせながら、雇用期間中に少しでも会社の気に入らないことのあった労働者は容赦なく契約更新を打ち切り、契約更新をしない理由についても合理的、客観的な説明を行う必要はないという態度をとっている。
会社は団体交渉には応じたが、一連の対応は明らかに不当労働行為である。(小)

《グリーンリッチホテル》復職要求し「遠征」抗議行動も計画中
関連会社を含めると約三十軒のホテルを経営するグループ(本社=福岡県)の、大阪国際空港前で、管理職によるパワハラ・セクハラ攻撃により形の上では自主退職に追い込まれたIさん。謝罪と復職を求めて交渉。
会社はハラスメントの事実を認めながら復職は拒否。その後、金銭和解の打診はあったものの金額の水準に開きが大きく物別れ。ホテル前での抗議行動を断続的に行いながら、再度の交渉も、第一回と同じく、ハラスメントの事実を認め、関係者を「厳正に処分」したとしながらも復職は認めず。長丁場を覚悟して、抗議行動を続けつつ、三度目の交渉を申し入れる。
京都、神戸など大阪以外のグループホテル前、さらには、場合によっては本社(福岡県久留米市)での抗議行動のため「遠征」も計画中なので、ぜひ応援お願いします!(木)

《岩田硝子工業》パワハラ・退職勧奨は一応決着…
Kさんに対する先輩社員のパワハラをやめさせることと、退職勧奨をやめることを求めて団体交渉を行った。会社側の代理人弁護士がいらん茶々を入れてきたことで若干紛糾したが、結果的にはパワハラを行った先輩社員には会社側から注意がされ、退職勧奨もKさんが明確に拒否したということで決着した。
会社側はKさんにミスが多いと主張し、文書を作成してきたが、確認不足による事実誤認や、たんなるこじつけばかりが羅列されていたので、別途これに対する反証を文書にて提出した。今のところ会社側から特別な動きは無し。(鈴)

《スバル・トータルプランニング》問責への弁明も無視して懲戒処分
月・木勤務の障害者介護の仕事に従事するMさんは、昨年6月、7月に事業所職員のコロナ感染に関して所内で発言、発信したことを後になって問題にされ、公共の場で会社批判を行ったとして「素行不良」「パワハラ」に該当する就業規則違反に問われた。Mさんは弁明書を書き、公共の場ではなく社内での発言であり、コロナ感染への対応を周囲に相談しただけだと主張した。
その後会社から何の返事もなかったが、12月10日にいきなり懲戒処分通知書を渡された。理由は就業規則違反と書かれ、この間の経緯やMさんの弁明には一切触れていない。そして4月以降の契約は「1人でできる仕事」を与えるとされ、これまでと違う職務内容の契約書を見せられた。Mさんはどう対応していいかわからず、処分書へのサインは保留した。一方的で訳の分からない会社の仕打ちにMさんは心身共に疲労困憊し、仕事も休みがちだった。
ところが、年明けに出社すると、またもやいきなり4月からの契約更新はしないと言われ、3月末までの出勤停止を命じられた。理不尽な処分を繰り返し、Mさんの意向を無視して無理矢理Mさんを排除しようとする会社に怒り心頭のMさん。この仕事は続けたいと思っているので、会社に見切りをつけるか、最後まで闘うか検討している。(小)

《DRM》ズサンすぎる出向命令の理由
突然下された出向命令の取り消しを求めて交渉中のHさん。
一回目の団体交渉では、「8月31日のHさんの電話対応が一発アウトレベルに悪くて、結果的にクライアントからのクレームがあった」ことを出向命令の理由としていたが、2回目は少しトーンが変わって「これまでさんざん注意してきたが改善が見られなかった」ことも大きな理由の一つだと主張してきた。
こちらからDRMが注意したとする履歴の提出を求めたところ、最初はしぶっていたが、最終的には提出させることができた。それを見てみると、Hさんには身に覚えのないことや、常識的に考えてありえないこと、また「静観した」などとそもそも注意していないものまで含まれている始末。とにかく一から十までずさん過ぎる!
Hさんは収入がガクッと減り、生活の見通しが大きく崩れてしまった。元の部署への復帰を目指して粘り強く交渉を続けていく。1月13日に3回目の団体交渉を予定している。(鈴)

《大阪ガスビジネスクリエイト(OGBC)》近日中に団体交渉へ
大阪ガスグループの管理部門が分社化したOGBC。労働時間の管理=長時間労働の防止はもちろん、労働者の健康管理を含むグループ企業の労務管理も基幹業務の一つだが、よりによってそのOGBCで過重労働が常態化。心身不調での休職や退職が相次いでいるというから異常だ。
以前休職した経験のあるMさん、Uさんがユニオンに加入、現在休職中の同僚(さしあたってユニオン加入は見送り)と3人で、まずは労基署へ未払い残業代(タイムカード打刻後の残業)の支払い、労基法の上限を超える労働時間への指導、私傷病扱いの休職への労災の申請を行った。さらに、直接の雇用関係のあるOGBCを飛び越して、実質支配する大阪ガス本体へいきなり申入書を提出、過重労働が常態化している状況の改善を求めたが、大ガスからは「OGBCの問題」と。
予想通りだが、“親会社”である大ガスへ申し入れたこと自体が一定の圧力となるはず。年明け早々の打ち合わせを経て、OGBCにも団体交渉を申し入れたところ。(木)

《東和シーフーズ》当該を支えきれず残念な結果に
豊中市内にある水産加工品の製造・販売会社。ハラスメント(常務、社長からのパワハラと、従業員による嫌がらせの放置)により休職に追い込まれたAさんが、復職するにあたり、10年以上働いてきた事務職ではなく工場の現場仕事を指示された。自主退職へと追い詰める意図は明らかで、ユニオンに加入し、元の事務職への復帰を求めて団体交渉。
会社はハラスメントの事実自体を認めず交渉は平行線。抗議行動と並行して再度の交渉を求めるつもりだったが、社前抗議を1回やったところで、当該のAさんから「もういい」と。新年早々、組合を脱退する旨の連絡がありました。交渉しても会社が要求を受け入れないことはよくあることです。膠着状態に入れば、先が見通せないため、精神的にも苦しくなります。そのしんどいところを支えることができず、残念な結果となってしまいました。(木)

《藤本病院》業務環境改善を求め交渉中
病院ケースワーカー。新人との不和や上司とのコミュニケーションに問題が生じて、現在休職中。
団体交渉を行い、①新人との接触機会を減らす、②管理職にケースワーカーの経験者を配置する、などの要望を行った。後日、病院から新人との接触を減らす案が示されたが、管理職に専門職を配置する点は人員不足を理由に断ってきた。加えて病院からは、S組合員の勤務態度について病院内外からクレームが出ているため、復帰にあたっては勤務態度を改めるよう要求があった。(高)

《Kさん(非公然)》実体は雇用なのに認めぬ職安
大手建設・公共事業コンサル企業の尼崎市内の事業所で、社員が起業したベンチャー企業で働いていたKさん。形式上は「業務委託」だが、会社の指揮命令の下で働いており、実態は限りなく雇用に近い。昨秋、新型コロナを罹患、その後も体調不良が続き、仕事できない状態に。業務委託契約のため、収入はゼロに。会社に何らかの補償を求めたが、「職安に相談したが雇用保険には入れないとのことだった」と。ならば、と職安に出向いて、雇用保険に入るべきであることの確認を申請した。
さんざん待たされ、その間の問合せに「グレーなので、簡単には判断できない」とのことだったが、結局、申請から3か月以上経た昨年末になって「雇用保険加入の必要なし」との通知が届いた。近く職安に出向いて判断の理由など詳しく話を聞くつもり。当面は国等の事業者向け助成制度などを活用してしのぐ方向で手続き中。(木)

【コラム 労働組合を作るわけ】

労働組合活動にヤクザ=暴力団が公然と登場
代表的な事件を2件紹介する。1件目は測量会社。当時この会社は京阪電車寝屋川市駅至近にあり、組合員M氏は仕事上で難くせをつけられ解雇処分を受けた。北合同(現在の北ユニ)は撤回を要求し、団体交渉を申し入れた。
会社はこれに応じた。当日、組合交渉団14~15名は腕章、ハチ巻き姿で会社に赴くと、社長でなく二人の男が応対した。一人が真白な背広上下の男、いま一人はチンピラヤクザ風の男。「この話オレ達がつけてやる」と交渉団に通告。「解雇を撤回しろ!」と交渉団。「できない」と男たち。20~30代の血気盛んな交渉団に男二人も負けていない。白背広男が机の上に仁王立ち、「ここに社長からの委任状がある。とくと見やがれ」と喚く。「やかましい。ひっこめ」と交渉団。組合旗が揺れ事務所内外は騒然たる状態。
10~15分そんな状態や局所的な小競り合いも発生。そんな折り、別の背広姿の中年男が登場。「何を騒いでおるのか」と、その場を取りなす様子。組合はこの男を知らない。白背広男も「テメエは誰だ」とすごむ。背広男がポケットから手帳を出すと、白背広は「あ、これは失礼しました。サツの旦那で」と突然慇懃に態度ひょう変。寝屋川本署が舞台の40~50メートル先にあり、通行人の知らせで公安警察がのり出した、と思われた。結局それを機に当日の行動は終り、改めて団交拒否で労働委員会(当時大阪地労委)で金銭和解となった。
筆者は正確を期すため、当事者のMさんに連絡を取った。白背広は地廻りの代貸しクラスで別の男は子分だったという。後日、白背広男は別の組の男を殺し新聞ざたになったという。因みに、当事者Mさんは解決金の半分を組合にカンパ、残りの半金で結婚式を挙げた。Mさんとのつき合いは事件後40数年経つが、今も続いている。(元執行委員長 中川幹雄)

【支部報告】

◇高槻支部
労働相談件数は落ち着いてきましたが、年末にメールでの相談がありました。交野市の会社に6年勤務し退職された方からで、求人票で残業月27時間とあったが実際は残業がなく収入が少ない、退職金ありのはずが支払いがなかったなどの内容。求人票はあるが労働契約は口約束で、求人票通りの実態でないことが大きな問題で、現在公開されている求人票も同じ内容のため、次の就職者が同じ被害に合わないか心配されていました。退職金共済に加入していたそうなので、退職金は取り戻せると返事しましたが、それ以外は会社と交渉はできるが、退職後ではちょっとハードルが高い。皆さん、会社を退職する前に組合に相談に来て下さい!(小)

◇豊能支部
豊能支部の支部会議は、毎月2回、第2金曜の19時からと、第4土曜の14時から、場所はどちらも事務所にて。労働法などについてのミニ学習会+交流会(参加者からの近況報告など)という内容。どちらか参加しやすい方で参加してください。1月は14日(金)19時から。第4土曜の22日は、翌23日(日)に旗びらき(要は新年会です)なのでお休みとします。2月は11日と26日です。ぜひご参加を!(木)

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