LeafNxTはまともな派遣先を紹介しろ! 次が決まるまでの間の休業を補償しろ! 

「日本の社会課題である『2030年労働需給GAP解消』を目指す、ソリューションカンパニー」(なんのこっちゃ?!)、ツナググループ。2007年の創業以来、採用代行サービスを手始めに、有料職業紹介や人材派遣業など次々と事業を拡大し、急成長している企業グループだ。ホームページには、もっともらしい、良さげなことがいろいろ書いてある(具体的にはいったい何をやっているのか、いまいち理解できないのだが、「人」を商売のネタとして金儲けをしているらしいことだけは分かる)。

このグループ内の人材派遣会社「LeafNxT(リーフネクスト)」で、「LF社員」「期間の定めなし」「月20日勤務(月10日休)」「月給制」の雇用契約で、高槻市内の某企業に派遣され、軽作業に従事していたIさん。間質性肺炎を罹患し、体力的にきつくなってきたため、派遣先会社とも相談・合意の上、他の派遣先へ移ることになり、いったん派遣契約は打ち切りとなった。

ところが、リーフネクストが次の派遣先をなかなか紹介してくれない。全く紹介しないわけではないのだが、自宅からの通勤時間、健康状態・身体的負荷の面でIさんに全く適しておらず、「そこへ行きます」と言えるところは皆無。結果として、就労できない「空白期間」が生じることになった。Iさんの雇用契約は期限の定めなしの月給制なので、当然、空白期間は一定の補償(最低でも休業手当として賃金の60%)があるものと思っていたのだが、なんと会社は「会社の責に帰すべき休業ではない」として休業手当を出さないと言うのだ!

「病気が発症したのは会社のせいではない」「うちの会社の派遣先は物流倉庫が大部分で、Iさんが希望する事務職はほとんどない。ないんだから紹介のしようがない」というのがその理由だ。

そんな言い訳を通用させてたまるか!
しつこいようだが、雇用契約は「無期」「月給制で月20日勤務」だ。派遣先がないなら営業で取って来い! それまでの間、会社は本社は東京だが大阪梅田に事業所を持っているのだから、そこで事務をしてもらえば良いだけのことだ。間質性肺炎と言っても、Iさんは階段を急いで上り下りしたり、物をあちこちに運んだりしない限り、座っているだけ・平坦な場所を歩くだけなら、何の問題もない。エクセルもワードも普通に使えるし、事務職なら全く問題なく就労できるのだ。

Iさんは北大阪ユニオンに加入し、①次の派遣先を速やかに紹介すること、②派遣先が決まるまでの間は給料を100%保障しろ・・・という要求書を出して、10/10に第一回の団体交渉を行った。

10/10の団体交渉では、派遣先については紹介してきたが、補償については会社は一切応じる姿勢なし。

引き続き要求していく。

派遣会社が派遣先を見つけることができず(または紹介できず)、休業になっても労働者に補償しなくてよいなら、会社は本気で次の派遣先を探そうとしない。それどころか、あえて仕事を紹介せず、無給状態となる労働者が音を上げて自ら辞めていく(自己都合退職)ように仕向けすらするだろう。派遣会社とは、要するに「ピンハネ業」、さんざんピンハネしておきながら、派遣先との契約が打ち切られると、次の仕事をまともに紹介せず、休業の補償もしないなんて、いくらなんでもムシが良すぎる話。こんなふざけたやり方をまかり通らせて良いはずがない。

リーフネクストに対し、使用者としての責任を厳しく追及していく。

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