豊中市内で障害児・者の福祉サービス事業を幅広く展開するNPO法人「ハニー・ビー」(理事長=八木みどり氏、事務局=豊中市本町6丁目)。事業者内で発生した事故によりスタッフが負傷した件で、ハニー・ビーの責任を追及していることについては、すでに何度かお伝えしてきました。( その1 ・ その2 ・ その3 )。そのハニー・ビーが障害福祉費を不正に請求している疑いが浮上。私たち北大阪ユニオンが通報し、市が調査を始めることになりました。
いくつかの事業所で、障害福祉サービスの実際の利用とは異なる内容で市の障害福祉課に請求し、多額の公金を受け取っている・・・。実際にサービスを提供したスタッフが、やってもいないことを、したこととして請求するよう指示され、事実と異なる請求をしていたのです。そのスタッフは「やってないのに書くんですか? 不正請求になるんちゃうんですか?」と尋ねたのですが、先輩スタッフは「ええからそう書いて。ずっとそうやってるから」と、事実と異なる請求をするよう、明確な指示をしたのです。単なる「過誤」、事務処理ミスによるものではなく、故意に、事実と異なることを知りながら請求をしている。ということは、つまり、「不正」であることが強く疑われます。
「不正」請求を強要されたスタッフは、書類に自分の名前を署名していることから、「もしも監査が入って事実と異なるという指摘を受けた時、自分まで責任を問われるのではないか」と怖くなり、今年2月末でハニー・ビーを退職。そして3月19日、私たち北大阪ユニオンとともに豊中市役所へ出向き、障害福祉課と福祉指導監査課に、事実と異なる請求が常態化している実態を、証拠を示した上で通報しました。
その他にもハニー・ビーの運営には数々の問題点があります。
1.他害事故その他のトラブルが発生した後に、スタッフミーティングが全く行われていない
2.そもそも利用者についての情報共有や支援方針についての意思統一も全くない
3.サービス利用計画、それに基づく個別支援計画の定期的な見直しも、トラブルが起こった後の見直しも、全く行われていない
4.他害事故を何度も起こす利用者に、ステンレス製の水筒を使わせていた(その結果、Kさんが殴られ、床に血だまりができるほどの大出血するケガを負うことになった)。そればかりか、ハサミやカッターナイフなども無造作にテーブルの上に置かれている。これでは、防げるはずの事故も防げない。
5.相談支援事業所(サービス利用計画をつくるところ)が、気に入らない利用者との契約を一方的に打ち切る(しかも契約を解除した旨の連絡もなし!)
・・・等々、およそ信じがたいほどのデタラメぶり。利用者に対する支援が実にいい加減であるという実態も分かってきました。こうしたデタラメ運営・いい加減な支援の実態についても、障害福祉課と福祉指導監査課に通報。近日中に、不正請求の疑いとともに、市当局が調査を始めることになります。
私たち北大阪ユニオンは、直接的には、組合員の受傷事故についての謝罪を求めているのですが、「防げたはずの事故」に象徴されるハニー・ビーのデタラメ運営の改善を求めています。
トラブルが起こっても、スタッフミーティングも計画見直しもせず、利用者に適さない支援を漫然と続けた結果、利用者は他害事故を何度も繰り返し、スタッフがケガをする・・・。スタッフにとっても、利用者にとっても、何一つ良いことなどありません。
今のところハニー・ビーは非を認めておらず、謝罪も拒否していますが、このような姿勢が変わらず、謝罪も反省も改善もないなら、ハニー・ビーは存続してはならない。社会から退場してもらわねばならない。障害福祉分野で活動する資格などない。そう言わざるを得ないと考えています。
今後とも、ハニー・ビーの責任を厳しく追及していきます。

