通報→告訴→金銭解決!?松田精機の呆れた対応

理由もまともに説明できない解雇は法的に無効だということを、どうしても認めたくない松田精機。
普通に出勤しようとするKさんに対し、様々な悪あがきを見せています。

警察に通報

3月13日の団体交渉で解雇無効が明らかになったので、週明けの16日にKさんが普通に出社しようとすると、重田・川島・藤井のダンマリ三銃士が通行を妨害。これだけでも噴飯ものですが、なんと松田精機は警察まで呼んでKさんを排除しようとしたのです!
就業規則を提示しなかった労働基準法違反。根拠のない解雇を有効と言い張る労働契約法違反。いったい警察を呼ばれるべきはどちらなのでしょうか?
警察はそもそも民事不介入。労使の紛争に手出しはできません。松田精機経営陣はその程度のことも知らなかったのでしょうか?世間知らずな経営者の世間知らずな通報に付き合わされた兵庫県警川西署の皆さんには同情します。

不退去罪で訴える!?

その2日後の18日、この日も出社してきたKさんに、松田精機は一枚の紙を突き付けてきました。

そこには「貴殿が速やかに退去されない場合は、不退去罪(刑法130条後段)として警察への通報及び刑事告訴することを辞しませんので、直ちにご退去ください」との一文が…。
これ、脅しですよね?
わざわざ下線まで引いて、やってて恥ずかしくないんでしょうか…。
ちなみにこの不退去罪も解雇が有効であることが前提になっているので、今回のケースには適用されません。告訴したとして、裁判官の質問になんと答えるつもりなのでしょうか…。

「お金で何とか…」

さらにはその2日後の20日、川島取締役から当組合の事務所に電話があり、金銭での解決を打診してきました。
え?解雇有効なんですよね?
それってなんのお金ですか?
「無理を聞いてもらう」ためのお金ですよね?
ということは今回の解雇は無効だと認めたってことですよね?
違いますか、松田精機さん?

生活と名誉のために

ただただ呆れるばかりの松田精機の対応。
つまりは証拠は示せないけど解雇無効は認めたくないという、無い物ねだりの子供の駄々です。
これで普段は従業員に対して「自分の仕事に責任を持て」などと言っているのだとしたら、ゾッとしますね。
私たちの要求はただ一つ。
解雇無効を受け入れ、Kさんを出勤させることです。
当組合は、Kさんの生活と名誉のために、解雇撤回を求め、法律の許すあらゆる手段で闘います。

従業員のみなさんへ

もうしばらく続きそうです。ご迷惑おかけしますが、ご容赦ください。
しかし、この争議が続いている間は、松田精機経営陣もみなさんには簡単には手出しできないはずです。
表立ってこちらに協力はできなくても、内側から経営陣にプレッシャーをかけてもらえたら助かります。
パワハラ常習犯を追い出せるかもしれません。
ちなみにパワハラには録音が有効です。目を付けられたなと思ったら、ポケットにボイスレコーダーを忍ばせておいて、録音しておきましょう。
今回の件でも明らかなように、根拠のない解雇は無効です。
「もう来なくていい」とか「総務行ってこい!」などと言われたら、「それって解雇ってことですか?根拠は何ですか?」と聞きましょう。受け入れてしまうと、合意退職になってしまいます。
そして「組合に相談しようかな…」と聞こえる声で言ってみてください。きっと態度を変えるはずです。