【就A】大阪市BeHappyキャリアに不正請求の疑い

BeHappyキャリア(現キャリアstep)は一般社団法人KIZUNAが大阪市で運営する就労継続支援A型事業所(俗にいう就A)の一つ。
利用者への虐待や退職勧奨といった様々な問題をめぐり、3名の利用者が当組合に加入し、交渉を行っています。

実績記録票なんて見たことない


当組合が法人とやり取りする中で出てきた「サービス提供実績記録票」。
これは事業者が利用者に福祉サービスを提供するたびに、利用者本人に確認と押印をしてもらうことが義務付けられています。
福祉サービスを利用したことのある皆さんにはお馴染みのものだと思います。
これを当の組合メンバーに見てもらうと、耳を疑うような返答が返ってきました。

「こんな用紙、見たことないです」

なんと、本人はこれまで実績記録票そのものを見たことがないと言うのです。
それはいくらなんでも勘違いではないかと、念のため他の二人の組合メンバーにも確認すると

「見たことないですね」

なんとなんと、BeHappyキャリアは実績記録票を本人の確認無しに作成していたようです。
しかも、一人だけではなく複数人も…。

これだけでも大問題ですが、話はこれだけで終わりません。

 

「このハンコ、僕のじゃないです」

信じられないような話ですが、本人はこの紙を見たことすらないわけですから、当然押印したこともあるわけありません。
となると、BeHappyキャリアは勝手に作ったハンコで、本人の了承なく勝手に押印していたことになります。
念のため、本人がいつも使っているハンコをすぐ隣に押してもらうと、確かにちょっと形が違うような…。

もしこれが事実なら、有印私文書偽造の罪(3ヶ月以上5年以下の懲役)に当たる可能性があります

ひと月に一度まとめて押印してもらっているとか、了承のうえで代理で押印しているとかではなく、まったく本人を無視し、存在そのものを知らせずに勝手に作成しているのですから、悪質と言うほかにありません。

しかし、問題はそれでは終わりませんでした。

 

「ホテル清掃なんてしたことないです」

法人側が送付してきた押印済みの実績記録票には、ほぼ毎日ホテルの清掃作業に行っていたと記載されています。
しかし、実際にはホテル清掃の仕事など行ったことがないと言います。

「この時期は事務所内で動画の編集とかしてました」

驚くべきことに、BeHappyキャリアは勝手に書類を作成し押印したうえに、虚偽の内容を記載しているのです。
もはや怒りを通り越して、あきれるしかありません。
しかし、この後本人からさらに衝撃的な事実が飛び出します。

水増し請求が発覚

「こんな日数、働いてないです」

2021年10月は、本人が付けていたメモによると、22日間しか勤務していません。
ところがこの実績記録票では、27日間勤務したことになっています。
当たり前の話ですが、行政から事業所に支払われる給付金は、実際に提供された福祉サービスに対し支給されるものです。

つまり、BeHappyキャリアはサービス提供実績を水増しして行政に請求していることになります。
俗に言う不正請求です。

ここまでの話をまとめたいと思います。
BeHappyキャリアは、実績記録票を↓

  1. 勝手に作成し
  2. 勝手に押印し
  3. 事実ではない内容を記載し
  4. 日数を増やして請求していた

介護費等の請求業務でやってはならないことを、この1枚でコンプリートしています。

しかし、これだけなら単なる人為的なミスの可能性もあります。
実際に法人側は行政に対し「過誤」、つまり単なるミスだと申告しているようです。
確かにこの一件だけならその可能性もあるでしょう。

この一件だけならの話ですが。

これでも「ミス」と言い張るか

以下の書類をご覧ください。
左側が実際に作成され請求に使われた押印済のもので、右側が法人側が最近作った修正版です。

2021年10月分の実績記録票

2021年11月分の実績記録票

2021年12月分の実績記録票

3ヶ月も連続で、同じ「ミス」が繰り返されています。
見れば分かりますが、日数も作業内容もことごとく違っています。
はたしてこんなことがあり得るでしょうか?

さらには、他の組合メンバーの分も調べたところ…

2021年9月の施設外就労実施報告書

2021年10月の施設外就労実施報告書

2021年11月の施設外就労実施報告書

2021年12月の施設外就労実施報告書

2022年1月の施設外就労実施報告書

2022年2月の施設外就労実施報告書

有限会社NIL Corporation(本社:大阪市中央区南船場1-3-27 NILビル6F)と株式会社セイビ(本社:東京都中央区日本橋人形町3-3-3 セイビ人形町ビル)を就労先として、民泊・ホテルの清掃業務に行ったことになっていますが、実際には本人は一度も行ったことがありません。
この時期は事務所内でイラストの作成をしていたとのこと。

BeHappyキャリアさん、これも「ミス」ですか?
理事長の濱口聡さん、理事の藤代真未さん、利用者に説明してもらえませんか?
この件だけでなく、ハラスメント相談窓口を周知してなかった件も、代理受領額通知書を渡してなかった件も、これまで一度も利用者に説明も謝罪もしていませんよね?

ちなみに、この「施設外就労実施報告書」は組合メンバーが自分たちで役所に開示請求して手に入れたものです。

また当組合は、有限会社NIL Corporationと株式会社セイビに対しても、事実関係を確認するための質問状を提出する予定です。

ようやく動いた大阪市

当組合は更なる調査のために、一般社団法人KIZUNAに対し、全組合メンバーの過去の実績記録票の提示を要求しました。
すると、法人代理人弁護士から「行政に提出しているので手元に無く、提示できない」との回答が。

これまで組合メンバーたちが何度も大阪市福祉局に出向き、告発と情報提供を続けてきましたが、ようやく大阪市も重い腰を上げたようです。
大阪市には徹底的な調査と、必要十分な処分を期待します。

BeHappyグループに通所している皆さんへ

当組合ではBeHappyグループでの虐待やハラスメント、その他違法行為についての情報を求めています。
最低限の福祉サービスが提供される、まともな事業所へと変えていくため、皆さんの協力をお願いします。

連絡先は以下です↓

相談窓口

1 個のコメント

  • 私にモラハラしていた職員は今年の初めの退職後も、当時の利用者が描いたイラストを許可なく使用、Twitterで女性になりすまして音声コンテンツを販売、また無断で女性の写真を使用しています。

    全年齢、アダルト向け音声コンテンツ使用するイラストも、全て利用者に描かせたイラストで著作権は無視しています。

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