DRMから届いた、ないない尽くしの「ご回答」

株式会社データリレーションマーケティングHP

DRMのオペレーターのHさんに突然突き付けられたグループ会社他部署への出向命令の取り消しを求めて、当組合はDRMと交渉を行っています。

これまでの経緯はこちら→記事① 記事②

根拠の提出を要求

前回の団体交渉での話を踏まえ、改めて当組合がDRMに送った要求書の中身は以下の通りです。

  1. 8月31日にあったとされる問題の通話記録について、H組合員ならびに当組合担当者を交えた形で音声の確認を行う場を設けること。
  2. クライアントからのクレームとは、いつどのような形で貴社に伝えられたのか説明し、内容と証拠(メール履歴等)を提示すること。
  3. 貴社が記録しているH組合員への注意の履歴について、その全てを提示すること。
  4. 「ガチャ切り」等の問題行為を繰り返し起こしている従業員について、貴社が今回のH組合員への対応と同じような対応をせず、架電業務を継続させている理由を具体的に説明すること。

①~③は、DRMが出向命令の根拠として説明したものの具体的な証拠の提示を求めたもので、④は他の従業員とHさんの人事上の扱いの差についての整合性を問うものです。
①については、前回の団体交渉の場でDRM側からも「それが一番早い」と前向きな発言がありました。

そして後日、DRMから「ご回答」が届いたのですが…

ないない尽くしの「ご回答」

DRMからの「ご回答」の内容は要約すると以下の通りでした。

  1. クライアントとの業務契約の関係上、第三者には公開できません。
  2. クライアントから電話で連絡があったものなので、提出できる証拠はありません。
  3. 社内のものなので社外には出しません。
  4. 本件と無関係なので答えませんが、一般論としてオペレーター側がガチャ切りしたと判定できない時もあるので、その場合は業務継続してもらってます。

なんとなんと、何一つ具体的な回答がありませんでした。

①については、そもそもクライアントとの関係の問題は前提で話をしていたはずで、その上でどうにか開示できる方法がないか検討するということだったはずです。
DRM側も「ピーを入れるとか…」といった具体的な方法についても団体交渉の場で言及していました。
一体あれは何だったのでしょうか。
②については、「電話だったので証拠ありません」では、いくらでも後付けで作り上げることができてしまいます。これで納得しろというのは無理があるでしょう。
③については、よく意味が分かりません。通話ログなどとは違い、純粋に社内だけのものなのだから、出すか出さないかはDRMの判断次第です。DRMがHさんに注意したとするその履歴を本当に真実だとするなら、DRMにはそれを出し渋る理由はないはずです。にも関わらず、具体的な理由もなく出さないとなると、何かやましいことがあるのではないかと勘繰らざるを得ません。
④については、DRMはこちらの質問に答えていません。この質問の意図は、つまり「恣意的な人事ではないということを証明しろ」ということです。一般論を聞いているのではありません。100歩譲ってDRMの主張が正しかったとしても、誰もが問題社員と認識しているオペレーターが野放しになっているのでは、それは恣意的な人事と言わざるを得ません。そのような状態を放置しておきながら「会社の決定です」と言われたところで、「分かりました」と納得する従業員はいないでしょう。

このように、今回のDRMからの回答はまったく不十分なものでした。
そのため、当組合は再びDRMに団体交渉を申し入れることにしました。

次回はこの団体交渉について、皆さんに報告する予定です。

DRM、CRTMで働く皆さんへ

様々な部署で、様々な問題が起こっているようです。
当組合にもいくつかの報告が入っています。
皆さんがお勤めの部署でも、「これってあり?」「説明と違う」「上司が話を聞いてくれない」といった不満があったら、当組合までご相談ください。
メール、電話、LINEで相談を受け付けています。

北大阪ユニオン相談窓口

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